奈良県立大学との高度な接続
本校は、公立大学法人奈良県立大学が設置する附属高校という特徴を生かし、大きく3種類の方法で、大学と高度な連携を行うことを、教育の大きな柱としています。これらをとおして中等教育(中学校・高等学校)から高等教育(大学等)へ生徒たちがスムーズに接続できるよう、施設・設備や制度・規定等を整えています。
知ろう!
主に1年生では、大学のことを知ることが第一歩になります。附属高校生を対象としたキャンパスツアー+模擬授業体験(県大week)では、毎年夏休みに、県大キャンパスで大学教員が提供する複数の専門科目の講座を生徒たちが受講し、大学での学びを体験できます。秋に行われる県立大学の学祭(秋華祭)は、附属高校の部活動などへも出演のお誘いがかかり、大学生との交流が行われます。また、附属高校生には大学の附属図書館の利用が開放されており、入試期間など特定の期間を除いていつでも、閲覧・貸出を含めて利用することができます。また、大学附属図書館を利用するためのオリエンテーション(図書館オリエンテーション)は、「課題探究Ⅰ」の時間を用いて全ての生徒を対象に実施されます。このように、高校と大学<2つのキャンパス>で、大学へと続く学びを身近に感じながら学べることが附属高校のメリットです。
挑戦しよう!
主に2年生からは、本格的に大学での学びの特徴でもある課題探究型(PBL:Project-Based Learning)の学びへ本格的に挑戦していくことになります。週2+1時間で実施され少人数に分かれる「課題探究Ⅱ」の授業では、生徒たち一人ひとりが自らの課題を設定し、これについて研究を行います。研究活動は少人数に分かれ、それぞれ高校の指導担当教員がつくほか、大学教員も指導者として参加し、個々人の研究について直接その指導を受けることができます。そして、年に一度の「探究フォーラム」では、大学の先生方や保護者の方の前で探究の成果を披露します。また、不定期に開催される大学の各種ゼミイベントでは、教員だけでなく大学生・留学生などと交流したり、直接その研究に関わったりする機会を得ることができます。また、週1回行われる学校設定科目「キャリアデザイン」では、アントレプレナーシップも視野に入れ、外部団体と連携した学習資料、外部人材などを活用し、自らの進路と大学での学びへの意識を高めていきます。これらの体験をとおして生徒たちは、単なる知識のインプットでなく、学びと自分の未来を見据えた【大学へとつながる学び】を、自然と身に付けていくことができます。
つながろう!
3年生では、授業選択の一環として、県立大学への入学を目的とした「県大コース」がスタートします。本校には設置当初から、大学教育とのスムーズな接続を主眼に、学年50名を上限とする<県立大学への特別推薦枠>が設定されています。これを利用して県立大学に進学するために設けられているのが「県大コース」です。大学の科目等履修生制度と指定校推薦制度とを合わせたようなこのコースは、まず2年生時に出願し選考を経て登録が認められると、3年生では週2日を大学のキャンパスで過ごし、大学生とともに教養科目等の授業を受講します。これらの履修状況と、2年生での課題探究への取組、高校3年生までの学習成績等が一定の基準を満たせば、一般の総合型選抜等入学試験と同時期に推薦の内定を得ることができます。
なお、「県大コース」で修得が認められた単位は、県立大学に入学後は卒業単位として算入することができ、その利点を留学やインターンシップ等の活動や個人研究等に役立てることが期待されます。
また、「県大コース」以外の生徒についても、本校は、大学附属の高校として、大学での学びへと接続することを意識した授業、進路指導、イベントの紹介等を進めています。そして、卒業した後も、必要に応じて自習室の開放や情報提供など様々な形で生徒の学びをサポートし、高校からその先へとつながる【シームレスな学び】を支援します。附属高校で学ぶメリットは、卒業後も続いていきます!
なお、「県大コース」で修得が認められた単位は、県立大学に入学後は卒業単位として算入することができ、その利点を留学やインターンシップ等の活動や個人研究等に役立てることが期待されます。
また、「県大コース」以外の生徒についても、本校は、大学附属の高校として、大学での学びへと接続することを意識した授業、進路指導、イベントの紹介等を進めています。そして、卒業した後も、必要に応じて自習室の開放や情報提供など様々な形で生徒の学びをサポートし、高校からその先へとつながる【シームレスな学び】を支援します。附属高校で学ぶメリットは、卒業後も続いていきます!
県大week
図書館オリエンテーション
課題探究Ⅱ(中間発表会)
探究フォーラム
自習室