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学びの特色

課題探究型の学びの重視について



1 「課題探究型の学び」について

本校は、全国でも珍しい探究科の単科高校です。探究科では課題探究型の学び(PBL)を学びの中心に据えて、一人一人の力を総合的に高めていきます。

こうした探究学習は、身の回りから見付ける疑問や関心を出発点に、課題を発見・設定し、調査・研究を行う学習です。研究は、周囲の人と連携して進め、発表の形で共有します。

自分の興味・関心を基に
答えのない問いに向き合い
周囲とつながり自分を高めながら
どこまでも追究する学習

それが探究学習です。
答えのない問いが山積する現代社会で、今最も求められている力を身に付ける学習。自分次第でどこまでも深め、力を伸ばすことができる学習。何より、自分の興味・関心に沿って学びたいことを学びたいだけ学べる学習。それが探究学習です。

2 附属高校の「課題探究」はここがスゴい!

学びたいことを決めて自分で研究を進める「課題探究」の学習を、
附属高校ではこんな風にサポートします。

(1)研究の「やり方」を授業でサポート

1年生で毎週3時間かけて、しっかりと研究の「やり方」を学びます。全員で共通してアカデミックスキルを身に付けるため、大学図書館の使い方、情報端末の使い方、統計の見方使い方、テーマの探し方、研究の進め方などを系統立てて学ぶことができます。

(2)研究を進めるグループのサポート

2年生で生徒同士で研究チームを組みます。似たテーマで話し合ったり、アイデアを交流したり、調査に協力したり、お互いの発表を聞いて助言をしたり。同じ時期に同じような活動をするチームで、研究が一段と進みます。2~3の研究グループごとに担当教員が1人つくので、グループでの活動がうまくいっていかないときもすぐサポートを受けることができます。

(3)大学によるサポート

県立大学の協力により、各クラスには担当する大学教員がついて、研究への指導助言を行ってくれます。大学の先生を相手にする研究報告は、緊張しますが、研究の方向性についての深い指摘や力強い助言は、あなたの研究を確実にレベルアップしてくれます。また、図書館をはじめとした大学の施設にもお邪魔して研究を進めることができます。

こんなことができるのは、

  • 1年生3時間、2年生3時間の計6時間も「課題探究」の時間があること
  • 文系理系の区分なく全員がほぼ同じカリキュラムで学んでいること
  • 一人一台の情報端末を学校内外で思う存分使えること
  • 附属高校として大学と高度に連携した教育が実施できること
……など、他にはない条件を整えて、「課題探究」を核としたカリキュラムを行う「探究科」の学校だからです!

3 大学、社会へと続く学び

現代における未来社会への課題は、環境、テクノロジー、政治や経済、アート・ファッション、など、どれをとっても様々な教科の学習に関わっています。そのような課題を直接扱う「課題探究」だから、それら教科学習の知識を融合させ、更に言語能力、情報活用能力を含めて、総合的な能力として育てることができるのです。

このような活動は大学で更に本格化します。附属高校で「課題探究」に取り組んだ皆さんは、どの大学に進学しても、スムーズにそこでの学びに適応できるでしょう。
さらに、大学での研究だけでなく、企業で取り組むプロジェクト、起業、地域活動組織づくりといった、自立した個人として、答えの見えない課題に、挑戦し、他者や社会に貢献するときに、このような学びは皆さんにとって大きな力となるはずです。探究学習は、大学、社会へと続く皆さんの未来に繋がっているのです。
そんな探究学習は、本気でやればやるほど大変です。けれど、自分が知りたいことだから頑張れるし、自分の役に立つことだからやる気も生まれます。だから、どこまでも成長することができるのです。
探究学習には終わりがありません。
ゴールが新たなスタートとなって、皆さんの学びは皆さんをどこまでも前に進ませてくれるでしょう。探究学習を通して、終わりのない旅に出かけましょう。

「自立、貢献、挑戦」
そして学びは続く…
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